前回の投稿でトップチニング1stシーズン前半戦をダイジェストで紹介しましたが、2日連続のボウズを食らって幕を閉じました。
地域や場所によってトップチニングの成立条件には違いがあるようです。私が通っている浜でのトップチニング終了がいつなのかはまだわかりません。
8月中旬から始めたのでスタートの時期もわかりませんが、たまたまいい時期に始めたのか?初日からキビレを釣る事が出来ましたが、もっと早い時期から釣れるのかもしれません。
それは来シーズン調査して確かめるとして、シーズン終了がいつなのかを確かめるためにも、釣れなくなるまで浜に通う事にしました。
では9月初日の釣果から紹介したいと思います。いつものように夜明け過ぎから始めた訳ですが、よく釣れたペンシルベイトをロストしてから色々なルアーを試しました。どんなルアーを使ってもバイトはあるのでアクションは間違ってないと思うのですが、どのルアーでも釣れる訳ではありません。
バスフィッシングをやってた頃にも思った事ですが、やはり『釣れる』ルアーというのはトップチニングでもあるんじゃないかと思います。初心に戻り?ルアーをロストしたペンシルベイトの色違いにしてみました。
具体的にはワカサギカラーからアユカラーにしたのですが、カラー云々というよりもやはりルアーの持っているポテンシャルなのでしょうか?よく釣れます。スローのドッグウォークで探っていると早速きました。元気のいい43cmのキビレ。

実績のあるルアーだからか自信を持って釣りをする事が出来ます。ひょっとするとこの自信が釣果に結びついてるのかもしれません。
私の様に海でのルアーフィッシングは始めたばかりでも、淡水でのルアーフィッシングの経験がある方なら、価格やメーカーに関係無く自信のあるルアーや気に入ってるルアーをチョイスすればいいと思います。
全くの釣り初心者の方やルアーフィッシング初心者の方は、多少値段が高くても人気のあるルアーで釣りをした方が最初の1匹に出会うには近道かもしれません。
私の中での『釣れる』ルアーはいくつかありますが、そもそもバス狙いで購入したルアーばかり。必然的にバスで釣果の良かったルアーを使う事が多いですが、それ以外のルアーでも釣れるんじゃないかと思っています。
という訳で、1匹釣ったのでいつものペンシルベイトから小さめのペンシルベイトにルアーチェンジして次の1匹を狙います。ウェイトの軽いルアーなので飛距離は出ませんが、トップで狙うチヌやキビレは浅場中心の釣りですのであまり気にしません。
以前にも釣った事のあるルアーなので自信を持ってキャストし続けていると、また「ジュボッ!」と出ました。不思議なもので、釣れる日は呆気なく簡単に釣れます。ダメな日は何度バイトがあっても針掛かりしないのに…。
上がってきたのは41cmのキビレ。ホントによく引いてくれます。これも針が掛かってる場所が口ではありません。今迄釣ったトップでのキビレに共通して言える事ですが、口に針掛かりしてない事が結構多いです。
チヌやキビレは口が硬いのでトリプルフックでは口の中に針掛かりしない事が多くなります。チヌ・キビレはバスやシーバスほど口が大きくないので、口の中にフックが掛かるよりは口の周りに掛かる事が多い気がします。
私はこのトップチニングに若い頃購入したバス用ルアーを使っているのでナイロンラインを使用しています。PEラインを使う場合はショックリーダーは必須ですが、ナイロンラインを使用してる私もメインライン(1〜2号)とルアーの間に50〜60cm程太め(4〜5号)のナイロンラインをバイトリーダーとして結束しています。
やはり軽いルアーを使う事が多いので、キャストやアクションの事を考えるとメインラインは細い方がいいですが、口に針掛かりしない事が多いのでバイトリーダーを結束した方がラインブレイクを軽減出来ますし、何より安心出来ます。
バイトは少なめでしたが、約2時間で2匹ランディング出来ました。十分満足できたので終了しても良かったのですが、久し振りの釣りだったので少しだけ粘ってみました。
しばらくバイトも無く休憩をとりながら移動を繰り返していると、朝マズメでは確認出来なかった海中の魚がよく見えます。勿論偏光グラスを着用してるのですが、朝マズメは海中が見え辛かったのですが、太陽が昇ってくると海中がよく見えます。
久々のサイトフィッシングにテンションが上がります。見えキビレを狙いルアーをキャストしてると、背ビレを海面から出しながらチェイスして来ます。
こういう遠くから追いかけて来る魚を釣ってみたいのですが、結構見切られる事が多いんです。今迄に何度か背ビレを出しながらのチェイスはありましたが、バイトしてきても針掛かりしなくて「釣れない」チェイスかな?という思いもありました。
ですが、今回はどこまでも追ってきます。あまりに岸近くまで追ってくるので、私自身が後に下がりながら魚に姿を認識されないようにアクションを続けました。
もうこれ以上は追えないだろうと岸ギリギリでルアーを止めてピックアップしようとしたら『ガバッ!』っと食ってきました。水深は10cm程度で魚体の半分くらいは海面に出ていました。
キビレの超アグレッシブなバイトに驚きながらもしっかりフッキング。至近距離で掛けたのであっという間にランディング。やはり魚は沖で掛けたいものです。43cmでしたが体高があります。
緑がかって見えるのは私だけでしょうか?こんなに太陽が昇ってから釣った事がないので光の具合だと思いますがとても綺麗な魚です。これにて9月初日は終了。
翌2日目はペンシルベイトで44cmのキビレ1匹のみ。バイトは多くても針掛かりしない日の典型。

この頃、潮には小潮と大潮以外にも長潮や若潮、中潮がある事を知ります。釣り歴は長いですが海釣りの事はホントに知らない事が多いです。これをきっかけに潮についても少しだけ勉強しました。
ソルトルアーフィッシング初心者らしく、この頃より中潮と大潮の満潮前後だけを狙うようになりました。王道と言えば王道ですがどうなることやら…。
翌3日目、この日も早朝からペンシルベイトでスタート。バイトはありませんがチェイスはちょくちょくあります。大潮後の中潮初日。期待は高まりますが入れ食いになるような事もなく時間は過ぎていきます。
そしていきなり出ました。バイトが多いからといって必ず釣れる訳でもなく、バイトが少ないから釣れないという訳でもない。これだから釣りは面白い。やめられませんね。ホントに魚って不思議な生き物です。
上がってきたのは38cmのキビレ。このサイズだと最初の突っ込みはイマイチですが、その後にすばしっこく動き回る事が多いです。これはこれで楽しい。
ファーストバイトがヒットしランディングまで持ち込めると後は楽。余裕をもって釣りが出来ます。毎回こう上手くはいきませんが、たまにはこんな日もないと必死の釣りばかりではおもしろくありません。
次のバイトはなかなか来ませんが、ボラなのかシーバスなのかキビレなのかはわかりませんがチェイスは頻繁にあります。1匹釣ったのである程度満足してるのですが、何とかもう1匹釣りたい。
釣り開始から1時間程経った頃ようやくバイト。食った瞬間は見えましたが捕食音がしません。遠くで掛けたのもありますが食ったと言うより咥えて持って行った感じです。
やはり沖で掛けると引きを楽しめます。開始1時間程でしたが2匹目を釣ることが出来たんでこれにて終了!43cmのキビレでした。
3日連続で釣りに行き計6匹ゲット。私にすれば十分満足な釣果です。9月はまだ釣れそうな感じですがどうなるかはわかりません。それを確認するまで私のトップチニングは続きます。
それではまた!